新種の天狗 No,239

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昔から関西には天狗伝説が多く、全国の八大天狗の中でも、その一番目は京都愛宕山の太郎坊、二番目は滋賀比良山次郎坊、三番目は京都鞍馬の僧正坊と関西は有名な天狗が多いようです。その愛宕山太郎坊は、強力な霊力を持ち、都を焼き尽くす力があったことから、今でも京都のお店や家には、必ずと言ってよいくらい「阿多古祀符 火迺要慎」(あたごしふ ひのようじん)と言うお札を貼っていますし(もちろん我が家にもあります。)、鞍馬では、源義経に剣術を教えた大天狗がいた等々。天狗は神に近い存在として語られています。

そんな中、最近では、兵庫県にも天狗が表れているらしい、と聞きました。ところが、その小天狗は、自分が普通の人間なのに天狗と同じように、神通力でもあるかの如くふるまう、大馬鹿者のようです。日本には昔から、素晴らしい人の例えとして「実るほど首(こうべ)を垂れる稲穂かな。」と言う言葉があります。パナソニック創業者の松下幸之助も好んで使った言葉ですが、地位が上がっても謙虚な姿勢を忘れず、人に感謝してさらに精進せよ、との教えです。写真の斉藤元彦氏は、そんな言葉など聞いたことがないのでしょう、自分より下の者にはきつく当たり、大阪府出向時の上司だった吉村大阪府知事あたりには、全く逆らわず迎合するタイプのようです。

私見ですが、パワハラと呼ばれるものの中にも道理のあるものと道理のないものがあるように思います。もちろん相手が傷つくパワハラに賛同するものではないですが、例えば、元明石市長の泉房穂氏の場合、道路拡張工事の買収交渉の遅さに、職員に対して「何しとんじゃ、火つけて燃やしてこい。」など、言葉自身はひどい言い方で、この斉藤小天狗と変わりませんが、根底にあるのは、「公務員は住民のためにしっかり働け。」と言う考えがあり、住民のことを考えて語気も強くなったように思います。それに対して、この兵庫県小天狗は、博物館で車立ち入り禁止区域の前で降ろされ、入り口まで20m歩かされた事が気に入らず、周りを怒鳴る。挙句に帰りは進入禁止区域なのに車を横付けさせるなど、自分の気に入らないこと、自分にとって都合が悪いことに腹を立てて、パワハラをまき散らしているようです。形としてのパワハラは、同じかもしれませんが、私は全然違うように感じます。その証拠に明石市長時代の泉氏は、子育て支援で人口増加させたり、財政を立て直し赤字から黒字に転換させたりと、住民にとっては、良い市長だったように思います。兵庫については、前知事を全否定したことくらいで、コロナの対応も批判を受けていましたし、住民にとって何か良いいことがあったのでしょうか?

さて、そんな小天狗氏ですが、NET情報によると、幼少のころから祖父が長田のケミカルシューズ工業組合の理事長で、祖父から溺愛され、「あれが欲しい。」とねだると、すぐにもらえた。・・・その後、東大を卒業して総務省に入り、新潟県佐渡市に出向しましたが、その時に殿様扱いをされたことが、今に至る基礎になったようです。まあ、幼少のころや若いころのことはどうでもいいですが、こんな人を選挙で選んだ兵庫県民は不幸極まりないですね。それにしても、自民党の総裁選、立憲民主党の党首選、兵庫のような地方自治体の首長、日本って、いつから、こんなに人材がいなくなったんでしょうね。なんか、寂しくなってきました。政治家の皆さん、「今現在は力が無くても、努力して力をつけ、国民や県民を豊かにする気持ちを忘れないでください!」一生懸命に努力していれば、バカな発言や情けない”おねだり”なども無くなるはずです。どうか、よろしくお願いします。

(もう一言)

この人のことは、「調子こいて天狗になってる勘違い野郎。」「思い違いをしている大馬鹿者。」と、ただ言うだけではすまない点もあります。それは、告発した人が死を選んでいることです。人一人が死ななければならなくなった原因を作り、「うそ八百」と決めつけ、都合よく処分までして問題を隠そうとする。その一連の動きが、告発者を死に追いやったと言える訳で、「じゃあ、辞めます。」だけで済ますわけにはいかないように思います。今日30日の百条委員会で何を言うのか、死んだ方の顔を思い浮かべて、腹をくくって臨んでほしいですね。

 

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