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パリオリンピックが終わり、パリロスの毎日ですが、高校野球で少し、寂しさを紛らわしています。当たり前かもしれませんが、自分が小中学校のころ、高校野球を見に行った時に感じたのは、高校生ながら「大きくて、大人やなあ。」、その後、社会人になると、やっている高校生は、「若くて元気があるなあ。」ただ、監督はまだまだ年上が多かったのですが、この年になると、高校生は孫、監督も青年。中には、若い監督で「♪誰が生徒か先生か。♪」と、めだかの学校の歌詞のような学校もあり、自分が年取ったことを実感しています。
ちょうど、そんな時、岸田さんの唐突な次回総裁選不参加表明で、えらい多くの候補者の顔が出てきました。はっきり言って、昔の候補に比べるとみんな小粒で、それこそ「誰が生徒か先生か。」つまり本命不在で、だれがなったところで、日本の将来は大丈夫か!と思う顔ぶれです。
それと、今回の一連の流れで疑問なのは、「自民党の人気が無くなったから、新しい顔で次の選挙を・・・」と言う「表紙を変えれば、また選挙に勝てる。」的な考えの人が多いことです。このことは、ちょうど先月の10日に「表紙を変えても・・」というテーマでこのブログにも書きましたが、表紙を変えても中身が変わらないと意味がないことに気が付かないと、自民党は益々、国民からそっぽを向かれてしまいます。ですから、今の自民党(岸田政権)に問題があるなら、もっと具体的に「岸田の〇〇が問題だった。」「現政権との違いは、ここだ。」「だから、私は△や×をやって、日本の将来をこのようにする。」「そうすると、国民からも支持を受けるはずである。ただし、迎合ばかりではなく、国民に対しても□□を要求せねばならない。」と明確に違いを説明しないと、変わったとは思えないですね。
ただ、ここで大事なのは、自民党の総裁を選ぶのは、私たち国民ではなく、自民党の議員と党員の人たちです。特に議員は、日本のために良いかどうかより、次の選挙に勝てるか、の方を重視して選ぶでしょうから、”国家百年の計を考えて”とか、”今は辛抱しても日本の未来のためにこうしよう。”などと言う骨太の人は選ばれず、見てくれや口先で調子のよいことや甘い言葉を並べて、大衆受けしそうな人が選ばれるはずです。そうなるとまた、国民は蚊帳の外で、しばらくすると、化けの皮がはがれて、最初は人気があるがジリ貧になり、3年の任期が持たずに「自民党を刷新して新しい顔で・・」などと私がまだ若いころから、ずっと言ってて、今回も言ってるようなことをまた言い出すかもしれません。
まあ、誰がなろうが、ぜひ頑張ってほしいのですが、前回も言ったように自民党を変えるためなら「統一教会にかかわった議員は自民党除名、寄付や政党交付金の使い道は、全て明らかにし、政党交付金で余ったものは国に返還。」これだけで国民は、「変わった。」と感じるでしょう。また、そのあとの本当に大事な、「これからの日本をどうする?」と言うことに関しては、各自が防衛、憲法改正、資源確保、経済政策・・などの今までなかなか進まなかった難しい問題でも、この機会に真剣に前に進めるように一歩踏み出してほしいものです。
そして、少なくとも3年、できれば二期、三期と日本のトップを続けられるような人材が、自民総裁→総理大臣になってほしいものです。なぜなら、安部さんの前は、ほとんど1年位ごとに総理が変わることが6代ほど続いて、世界からは「どうせ、また変わるのなら大事な話はできない。」と小バカにされていたようですから・・・・・。
(もう一言)
昨年、原発処理水の海洋放出で日本からの海産物を「汚染されているから。」と輸入禁止にした中国ですが、三陸沖での中国船の操業は今年になって増えており、それを中国に持ち帰って「中国産」として流通させているそうです。日本政府は、こういう事実を世界に発信して矛盾を指摘すべきですが、そのような動きは、全くないようです。このようなことに毅然とした態度で臨むのか、どうか?なども、新たなリーダーを選ぶ時に問われる事の一つでしょうね。では、次回は30日あたりに更新します。