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茶番劇でサーカスのような都知事選(ニューヨークタイムスに掲載された東京都知事選の説明)が終わり、小池さん圧勝だが自民色は薄く、蓮舫は完敗、既存政党にとっては、どこも勝利者がいないという結果になりました。さらに都議選は自民惨敗、そうなると自民党の中では「岸田じゃ今後の国政選挙は戦えない。」また、野党第一党である立憲民主党でも、「今の執行部で良いのか?」と言う声が大きくなってきました。ただ、はっきり言って、「何を考えているのか!」「表紙だけ付け替えれば、中身が同じものを、また買ってくれると思ってるのか。」各政党に問われているのは、リーダーだけではなく、それぞれの党自身の中身なのに・・・。
このブログでも書きましたが、昔、伊東正義と言う実直で潔癖な政治家が、周りから自民党総裁に推された、(今と同じように、リクルート事件などの金権政治に対する不信から、時の首相である竹下登が辞任。そのあとをクリーンで国民にも人気のあった伊東正義を自民党の顔にし、選挙を乗り切ろうという魂胆)その時、伊東は「本の表紙だけ変えても中身が一緒では意味がない。」と言って総裁の椅子を固辞しました。それから30年以上経ちましたが、こんな考えの人が、今は、いないのでしょうか?
表紙だけでなく、中身を変えることを考えると、例えば、自民党であれば、①統一教会に選挙でお世話になった人を除名する。②パーティ等で集めた金の使い道を明確にする。金を集めることが問題と言うより、何に使ったかが問題。(アメリカの大統領選挙など、毎月数十億円の寄付を集めているが、個人のためには使えない。)③派閥などのしがらみを無くし、この国をどうしたいかと言う大胆な指針を示す。そうして新たな”新自民党”として出直す。これだけやれば、現自民党の人数が半減しても応援する国民は逆に増えるのではないでしょうか? そして、次の選挙では大勝して、除名した人数程度は、また当選者が増えるかもしれません。
野党も野党で、一体、責任政党として国政を担う覚悟があるのか?選挙の時だけ共産党と組んで票を稼ごうとしながら、政策は異なる、などと訳の分からないことを言ってるだけでは、国民は離れます。アメリカの二大政党やヨーロッパ各国と比べて、日本だけが自民一強から抜け出せない原因は、野党側にも大いにあると思います。
自民も野党も表紙だけを変えるのではなく、そろそろ本気で中身を変えないと、有権者は、ポッと出てきてNETを駆使する訳の分からない人たちに投票してしまうのではないでしょうか?(今回都知事選の石丸氏を指している訳ではありません。)
自民党並びに既存の政党さん、さあ、それでも今までと同じように、顔だけ変えようとしますか?
(あとがき)
昔、ニッセンに勤めていたころ、同じお客様に表紙だけ変えたカタログを送付する、と言うことをやっていました。特に上位のニッセンファンの方は、タイミングをずらして同じカタログを送っても、そこそこまた注文をいただけるので、有効な戦術でしたが、あくまで一部の超上位の方だけで、それ以外の多くのお客様からは「表紙を変えただけの同じカタログを送るな。」とお𠮟りをいただくこともありました。その事例を当てはめると、今の自民党が好きで何をやっても文句を言わない一部の方には、表紙を変えるだけでも通用するでしょうが、それ以外の大半の人からは、「表紙を変えるだけで・・・・・」と怒られることは目に見えています。自民党さん、良ければ、いつでもレクチャーしますよ、ぜひ一度連絡ください。
では、次回は20日ころに更新すると思います。