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ブログの更新のタイミングで1週間遅れましたが、松山君がやりました。優勝が決まるまでの4日間、久しぶりにテレビにかじりついて朝まで見入ってました。またテレビ局も8時間ぶっ通しで放送したり、時間を延長したりと、普段テレビの内容がつまらないと文句を言うのに、この4日間ばかりは、「テレビ局(TBS)もなかなかやるわい!」と見直しました。
それにしても日本人がマスターズ優勝なんて、誰が予想したでしょうか? 英国の老舗ブックメーカー(賭け屋)で松山君に賭けたのは、たったの1%だったとのこと。また日本で展開している他のブックメーカーによると松山君は16番人気で倍率36倍。
そんな中、松山君の優勝を予想していた人がいました。 何を隠そう、私です。昨年、私からの年賀状が届いた人は覚えているかもしれませんが、「佐村信哉の大胆予測」として、4月に松山君マスターズ優勝する!と明記しています。それは去年の年賀状じゃないかと、言う方もいるっでしょうが、今年は喪中で年賀状を出しておらず、また去年は4月にマスターズは開催できなかったので、4月松山君マスターズ優勝の予想は大当たりという事にしておきます。
さて、その松山君ですが、気が付いた方も多いと思いますが、体がずいぶん大きくなっています。テレビ中継の中でも10年前のアマチュア時代にマスターズに出場してローアマ(アマチュアで一番)になった時の映像がありましたが、何となく華奢な体つきでした。それが今は海外の選手と比べてもがっちりした体形で太ももの大きさなんか並の選手じゃないですね。それは、やはり体が細いと距離が出ないので鍛えて距離を出せるようにしたそうです。大体、距離が出ると正確性が落ちるのですが、松山君は正確性も高めています。松山君だけでなく、他の一流選手も、”相反する二つのこと”を同時に成し遂げている人だけがトップの地位を確保できるようです。私は、ある会社で経営幹部を集めて勉強会をしているのですが、その中でも良く言うのが、「成長して行く会社は、結局”相反する二つのことを”同時に成し遂げている。」例えば、量を追求すれば質が落ちる、とか、細かいことを徹底すると大胆に行動を起こせない、と言うのが普通ですが、それらを同時にできて初めて他と差別化できることになります。
そんな常人ができないことをやるために気の遠くなるような努力をするわけですが、今年になってスポーツ界では、「努力は裏切らない!」ことを何人ものアスリートが証明してくれています。3月の大相撲で優勝した照ノ富士、以前も言いましたが、大関から序二段に落ちるということは、役員クラスで自分の部屋もあり、秘書もいた人が、あっという間に中途の新入社員と同じ机に座らされ、給料も無し、付き人も無し、本場所で土俵に上がっても見ている人はわずか数人、もちろんテレビにも映らないところまで、体を悪くして一挙に底まで落ちましたが、見事に復活して、また役員(大関)に返り咲きました。そればかりか、次の社長(横綱)候補No1にまで上り詰め(結局、横綱になる。)、一挙に以前よりも上に躍り出たようです。また、白血病で苦しんだ水泳の池江璃花子選手。池江選手が退院後のガリガリの体で腕立て伏せをしている姿は、もうやめて!と言いたくなるくらい痛々しいものでしたが、努力に努力を重ねて素晴らしい復活を遂げました。松山君もここ数年勝てずに低迷していましたが、その間も練習量はNo1と言えるほどのものでした。ただ、本人はそんなに練習をしているという自覚はないらしく、記者がすごい練習量ですね?と問いかけると、「そうですか?」と不思議そうな返答でした。目標が明確だとそこに至るための練習も苦にならない、という事でしょうか? コロナで日本中が沈んだ空気の中、各アスリートたちの快挙には頭が下がる思いです。1週間たった18日の日曜も各ニュース等で流されていて、何回見ても感動するシーンでした。
さて、そんな素晴らしい余韻を感じながら、そのままつけっぱなしになっていたテレビを見ていると、日曜の昼、マスターズの放送をしたTBSの「アッ〇におまかせ」で、いつもと変わらぬコロナの話題の中、専門家にコロナについて分からないことを聞く場面がありました。その際に、あるお笑い(名前も知らない)が、「先生のファーストキスの年齢と場所は?」などと場違いな質問をしたり、それだけでなく「足のサイズは?」等、ひどい低レベルの内容を高い電波料を使って垂れ流し、またWアキコ自身も「このコロナで大変な時に菅さんはアメリカに行ってしまって日本にいない。」などと批判めいた発言をしていましたが、日米同盟を確固たるものにし、迫ってくる中国の脅威にどう対処するか、という重要な話し合いをしているのに、情けない発言だなあと感じます。芸能人は、バカでも非常識でもいいのか? 確かに非常識なくらいが面白いのではあるのですが、場違いな非常識は賛同できませんね。素晴らしい松山君の快挙等の話を聞いた後ですから、余計に腹立たしく感じました。別にどうでもいい事でしょうが、同じテレビから流れてくるものでも、方や必死に頑張って国民に勇気を与えてくれて、もう一方は足を引っ張るような言動、見る方がしっかり判断しないと受け身になっては、マス媒体に翻弄されてしまいますね。