(続きを読む)をクリック
2021年、早くも10日が過ぎようとしていますが、私にとってこの年末年始は、結構大変でした。実は、昨年の末に一緒にゴルフをした人が、次の日に高熱を出し、検査した結果、コロナ陽性が判明。途端に私は濃厚接触者となり、PCR検査を受けることになりました。まさか自分が当事者(コロナの濃厚接触者、ひょっとしたら陽性?)になるとは思ってもなかったので、驚くと同時に、不届きですが「運悪い。」と思わず口から出てしまいました。その後は、まず、保健所の人から電話があり、「1月9日までは極力、外出したり、人に接触しないように。」「家の中でも部屋を分けて、触ったところは消毒をして・・・・・・」と細かい指導に続き、高熱が出たり、その他自覚症状が出るかもしれないので、その際には、すぐに〇〇へ連絡するように。と少々脅されて、すぐにでも検査をして欲しいのに「今、PCR検査が一杯なので明後日の〇時に予約します。」とのことで結局12月31日の大晦日に検査をすることになりました。当日、京都市役所近くの建物の脇にある暗い自転車置き場に連れて行かれると、数台ある自転車の間に簡易机と折り畳み椅子が置かれ、白衣に防護服を着た医者らしき人が一人、淡々と「はい、座って。」「上向いて。」「鼻の奥に棒を入れます。」私「痛っ!」「はい、終わり。」その間、30秒くらい。「あのう、結果はいつごろでしょうか?」と言う言葉が終わらないうちに「分かったら、連絡します。」ピシャッと一言、そして「次の人!」と声をかけると、表で順番を待っている人が入れ替わりに自転車置き場に入ります。建物を離れる私の後ろから、「はい、座って。」「上向いて。」・・・「あのう、先生いつごろ・・・」「分かったら連絡・・・。」まるで機械のような仕事ぶりで、あっという間の出来事でした。(関係者の方、ご苦労様でした。)さあ、それからが長い! 自分では熱もないし、特に咳や味覚障害も出ないので大丈夫と思ってはいても、コロナに関する記事や情報をネットで調べると、接触した日から5日から7日が最も症状が出やすいとのこと。ちょうど1日が6日目に当たり正月ゆっくり酒を飲んだり、初詣でもできず、じっと連絡を待っていました。12月28日に濃厚接触者になったと言われてからずっと、「ひょっとして俺も・・、いやそんなことはない。」などと自問自答しながら過ごしてきましたが、普通は「時の過ぎるのは早い。」などとのん気に言ってますが、この間の5~6日は結構長く感じました。ようやく午後5時くらいに連絡があり、「こちら京都市〇〇センターです。検査の結果ですが・・・マイナスでした。」一瞬マイナスが何を意味するか分からず、質問しようとすると、「マイナスですから、つまり陰性でした。」、聞いた瞬間「よっしゃ、良かった。」と心の中で叫びたい気持ちでした。1月1日に久しぶりにお年玉でももらったような気分で、胸のつかえが一ぺんに下りました。まさにHappyなNew Yearでした。しかし、よくよく考えてみたら、お年玉のように何かをもらった、つまり今までの生活に何かがプラスされたわけではなく、元に戻っただけのことです。でも、その元に戻っただけのことが、こんなにうれしいと気づかせてもらったことに感謝ですね。何のことはない、今までの普通の生活がいかに幸せか、宝くじに当たらなくても、株で儲けなくても、会社で大出世しなくても、今までの普通の生活には、結構幸せが詰まっているのだなと感じました。でも普段は、そんなこと思わないですよね。給料が上がらない、嫌いな奴がいる、自分の思うとおりにならない、何回やってもギャンブルで勝てない、一向に痩せない、歯が痛い、等々。普通の生活をしていると、何かしら文句を言いたくなります。ただ、その普通が普通でなくなった時に、いかに普通が大事かが分かります。昨年は1月1日になってすぐに、立ち眩みで顔面から床に落ち最悪と思ってたら、医者に「良かったですね、打ちどころが悪かったら大変なことになっていた。」と言われ、ほっと胸をなでおろし、今年はコロナで最悪と思ってたら、陰性と言われて、またほっとし、結局、去年も今年も損をしたのか、得をしたのかわからない正月でしたが、自分では、Happy な New Year だったという事にしておきます。みなさん、今年一年良い年でありますように。と言うか、良いことがなくても普通に生活できたら、それが何よりですね。みなさん、今年一年、普通に生活できますように!
さて、このブログを書いているという事は? そうです、年末ジャンボ当たりませんでした。当たったら全額、医療関係者に寄付しようと思っていたのに残念です。(本当か?)
では次は、普通に20日ころ更新です。