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朝令暮改とは、前漢の時代に干ばつや災害に加えて、役人の急な命令やその命令の変更などで、庶民はとても暮らしにくかったそうで、その時に”朝令暮改”という言葉が生まれたそうです。それ以来、今日(こんにち)まで、どちらかと言うと一貫性がない悪い事例の時に使われてきました。 その事例を一つ紹介したいと思います。
7月19日のこのブログで、「本末転倒だ。」「けしからん。」と、さんざん文句を言った”GO TO キャンペーン”ですが、実はこの間、それを使って北海道に行ってきました。まずは、ホテル代が安い! 平日で元々安いところにキャンペーンで35%引き、さらに場所によっては、地域振興券なるクーポンが一人2000円分出て、地元の飲食店で使える、飛行機代はマイレージを使って無料。本当にお得に行って来れました。何といっても平日に行きましたので観光地でも人が少ない!外国人がいないので平日は京都もそうですが、実に快適に回れます。「いや~、GO TOキャンペーン、いいですねえ。」この間言ったことは何やったのか?と怒られそうですが、まさに「朝令暮改」ですみません。
ただ、言い訳をするつもりはないですが、最近のスピード時代では、朝令暮改は当たり前、朝令昼改もあり得ますし、ひょっとすると、朝令朝改くらいあってもいいのではないかと思います。一度言ったからと頑な(かたくな)に前言を変えないのは、頑固一徹で良いように見えますが、柔軟性がないとも言えます。自分が間違ったと思ったら、すぐに認めて、新たな考えでまた走る、どうもその方が結果は良い方向に向くような気がします。特に自分が言い出したことであれば、なおさら前言を覆すことはやりづらいですね。でも考えたら、自分が間違ったことを言ったわけではなく、その時は正しかったが、状況が変わり条件が変化したなら、変えることが正しいわけで、何も躊躇する必要はありません。そのように、間違っていなくても環境の変化や条件の変化で変えなくてはならないわけですから、もし、本当に間違っていたとしたら、改めるに遅きも早きもないですよね。分かった段階で速やかに変えるだけですね。
過去の事例や上司に言われたからと馬鹿の一つ覚えのように同じことを繰り返していると、世の中が変わり、新たな状況になると通用しません。”言われたことをやる”のではなく、自分で考えて、常に良い方法を模索せねば、時代には勝てない。
さて、GO TOキャンペーンに続いてGO TOイートも明日から順次使えるようになるそうで、せっかくの特典ですから、また使って、日本経済の活性化に尽力したいと思います。それにしても、人間って、こんなにコロッと変わるものなんですね。