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今、ラグビーのW杯では、ゲームが終われば「ノーサイド」で相手をいたわり、お互いを尊敬すると言う、素晴らしい光景を目の当たりにすることができています。また、台風19号で被害を受けた方々を気遣う気持ちやボランティア等で協力し合う光景を見ることは、学校で何時間もかけて教えるよりも、世界の子供たち(大人も含めて)にとって、素晴らしい教育になっていると思います。
そんな中、全くもって言語道断! このブログに書くことも胸くそ悪い事件が起こりました。神戸の小学校の中で起こった先生同士の陰湿なイジメ事件。仮にも未来を背負う子供たちを教育する立場の人間が、一番やってはいけないことを、堂々とやり続ける。しかも、上の校長や教育委員会は咎めることなく、今に至っている。こんなことが、あっていいのだろうか。
激辛カレーを無理やり食べさせたり、目に入れたりしただけでなく、さらに陰湿な手段で弱いものをいじめる。あきれ果てて、信じられないとしか言いようがありません。
そして、その連中ときたら、報道後の釈明では、「相手がそんな気持ちだと知らなかった。」とか言いながら、体調不良で保護者への説明も休む。自分がやったことに理があるなら堂々と人前で何をしたのか、なぜやったのか、はっきり言えッ!理がないのなら、そんなことをするな! ばか者。こんな輩は、刑事民事だけでなく、名前も顔も堂々と出して社会的に罪の制裁を受けるべきだろうと思います。
また、今回の加害者である4人の教師だけでなく、そうさせた原因である前校長の責任、それを正さなかった現校長や教育委員会の責任、さらに校長に大きな権限を与えていた神戸の教育の仕組み。まずは、その辺の内情をしっかりあぶり出し、他校での現状把握もし、神戸だけでなく全国で再発防止に取り組む必要があると思います。
もっと言えば、日本の教育に対する考え方が軽すぎることが、今回の事件の根本原因ではないかとも思います。
それは、教育人材の育成がなってないからだと思います。大学の教育学部を出たら先生になれる、つまり人を育てる力があるとみなしてしまう、この事に対して、何も変えられない現在の教育システムでは、いつまでたっても”しょうもない人間”が教師になれてしまいます。
以前も書きましたが、教育に力を入れない国に将来はありません。教育学部を出た、”でも、しか”先生(先生に”でも”なろうか、先生に”しか”なれない。)だけでなく、国がスーパー先生を作り出す、そのためにはスーパー先生の報酬は、周りが羨むくらいのスーパー高額にして、教育学部以外で社会に出て活躍している人や、大学に行ってなくても世のため人のために頑張っている人を先生にスカウトするのです。
ただ、報酬が高いだけでなく、もちろん、その候補の人は、国のため、子供のためを思う人でないといけません。そういう志の高い人を高額で雇い、各地の学校に入れる。そうすれば、イワシの群れに入れた天敵マグロのようにイワシは緊張感で元気になり、また、良貨が悪化を駆逐して、(本当は、悪貨は良貨を駆逐する。ですが、人間社会では逆もまた真なり。)腐っていた教師の目が覚め、健全な、教育現場に近づくと思います。
大体、先生の評価がどうなっているのか、評価は特定の上司だけがするのではなく、子供や親や地域社会の人もするようにすればいいと思います。時間を持て余しているうるさ型の年寄り(人生の先輩)などから有識者を選び、子供たちと席を並べて、
先生の教え方をチェックするようにすれば、雇用の促進にもなり、国にとっても税収アップにつながります。
もう一つ、スーパー先生が増えれば、親も先生に対して、尊敬の念をもって接するようになると思います。今は親たちが、自分の方が難しい大学を出たから、”でもしか”先生の言うことなど聞かもなくてもいい、的な考えがあるようです。いい学校を出た人=素晴らしい人間、などと思っていること自体が問題であることに気が付かない親も親ですね。
まあ、長いことブツクサ文句ばかり並べましたが、学校の先生の仕事は大変な重労働で精神的にも大変だと思います。私も学生時代、尊敬する中学の先生に「お前は、先生が向いているから、先生になれ。」と言われましたが、「自分の力で自分の報酬や地位やヤリガイを決めれないので、いやです。」と言った覚えがあります。逆に言えば、スーパー先生みたいなものがあれば、やったかもしれません。
もし、私が先生になっていれば・・・・・・、道徳の時間を思い切り増やし「まずは武士道の勉強。」「弱気を助け、強きをくじく人間になれ。」「月光仮面にを見習え。」「覚えるだけの勉強なんて、せんでもいい。」「うまいもん食うて、飲みたいもん飲んで何が悪い・・。」なんてことばっかり言うでしょうから、やっぱり、先生は無理かなあ。今の先生に頑張ってもらおう。