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台風１５号による影響で大規模停電が今も続いている千葉県。
１０日以上にわたる停電は、生活の根底を揺るがす事態になっており、
被害に遭われた方の困難はいかばかりかとお察しします。
私が小さいときは、しょっちゅうと言ってよいほど停電がありました。
ただ、今とは違って、停電があっても電灯が消え、テレビが映らないくらいで、そう深刻ではないですし、
逆に子供たちは、ローソクの明かりの中で日常と違う雰囲気を楽しんでいたような気がします。
そして、朝が来ると電気が無くても全く普通と変わらない生活に戻って、何事もなかったように会社や学校に行く、
そうこうしている内に停電も復旧し、一件落着と言う感じでした。
考えてみたら、ご飯はマキや豆炭で炊いていましたし、水は電気と関係なく出ます、
冷蔵庫も洗濯機もありませんでしたから、影響は薄かったのだと思います。
ところが今は、電気が無いと生活ができません。
マンションなんかは、エレベーターが動かない、水が出ない、水が出ないとトイレを流せない、
オール電化で料理もできない、テレビはつかないし、携帯の充電ができなければ情報も入ってこない。
日ごろ便利であればあるほど、それがないと無力になってしまうのは、科学技術が発達した現代では当たり前のことですが、
人間としての潜在能力は失われて行ってるのだろうと思います。
まず、筋力低下、どこに行くのも車ですから、歩かないし、階段もエスカレーターばかり使い、
重いものを持つことも少なく、筋肉を使うことが無い。
次に記憶力、昔は車で初めて行く場所は地図を見ながら、道筋を頭に入れるので一度言った道は、大体覚えていましたが、
今はナビに頼るので何回言っても道を覚えられない。電話番号も登録されているので何一つ覚えていません。
たまに自分の携帯の番号も間違えそうになる始末。
さらに人と付き合う力、昔は何か遊ぶには、誰かを誘わないと一人でできることは知れていました。
学校から帰って、友達を誘って野球をしたり、すでに広場にいる友達（年はバラバラ）の中に入って、
缶蹴りや鬼ごっこをしたり、また大学時代は麻雀ばかりしていましたが、それも４人集まらないとできないので、
寝ている後輩をたたき起こしたり、まあ相手は嫌だったかもしれませんが、否が応でも人と付き合わないと、
何もできなかったように思います。
ところが今は、パソコンや携帯さえあれば一人でゲームをしたり、NETで遊んだり、
わざわざ。煩わしい”人との付き合い”を全くしなくても生きていけます。
筋肉もない、記憶力もない、人と付き合うこともない、
昔なら、そんな人は生活しにくかったでしょうが、
今は、全く関係なく普通の生活ができます。
本当に便利な良い社会になった・・・・・・と、
喜んでばかりはいられません。
今は便利でも、年をとって車を運転できなくなると、バスや電車に乗らないと移動できません。
そうすると、今以上に歩かなくてはならないし、たまに階段しかないところや歩道橋を渡らないと行けないとこなど、
足腰が弱っていると行動の幅が大きく狭まります。
記憶力が鈍ってると会話も楽しめませんし、ボケが早く来るかも知れません。
体が弱って、人に頼らざるを得ない状態になって、周りと付き合えない。となると孤独に陥り生活も困ります。
年をとると言うことは、今以上に筋肉が必要になり、今以上に頭（脳）も使います。
そして、今以上に人との付き合いが大事になると思います。
年をとってからも元気ハツラツ、頭もスッキリ、人との交流も楽しめて、死ぬまで幸せに過ごす。
そんな人生を送りたいなら、便利な世の中だと言って、何も考えずに、それを享受しているだけではダメです。
体も鍛え、脳もできるだけ使い、人との交流も煩わしいなどと思わずに自ら広げなくてはなりません。
自分の事で恐縮ですが、
私なんか、月に数回行く下手なゴルフで足腰を鍛え、毎日欠かさず飲むお酒で内臓も鍛え、
麻雀などで点数を瞬時に計算して脳を鍛えると共に、週に３回は、たくさんの人との飲み会を通して、
人との付き合いの幅を増やす。
このように、やりたいことをやることが心と体にどう影響するか、自らを使って実験する。
そのような努力を日夜続けています。
そのことが将来どう実るか、本当に楽しみですね。
・・・・・・・そうです。
今回は、私自身の”普段の不摂生で自堕落な生活”を何とか言い訳して、
正当化しようと言う気持ちだけで書きましたので、善良な生活をしている皆さんには、
全く役に立たない内容になってしまいました。
すみません。
次回は、もう少しまともなことを書きたいと思います。
それでは次は３０日ころです。