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海外に行くと、キャッシュレスがすごいスピードで進行しているのを感じます。
この間行ったアメリカもそうですし、韓国や香港でも最近はキャッシュをほとんど使いません。
また、中国では普通の店だけでなく、町の屋台や道に物を広げている人、すごいのは道端の乞食さえ首にQRコードの看板を
掛けている状況で、信頼感の高い日本の貨幣を使っている我々からは想像できない世界です。
「悪貨は良貨を駆逐する。」はグレシャムの法則から来ている貨幣論で、昔の貨幣には金が使われていることが多く、
その金の量が異なる貨幣がいくつも混在していると最も含有率の悪い貨幣が流通してしまう。と言う意味ですが、中国などで
キャッシュレスが一挙に進んだのは、悪貨どころか偽札が横行して貨幣に対する信頼感が損なわれたのも原因の一つと
言われています。
最近では、この言葉は「朱に交われば赤くなる。」などと同じように悪いものに引っ張られ全体が良くない方向に行く、
と言う意味で使われてもいますが、確かにそうですね。
一人やる気のない、仕事を一生懸命にしない人がいて、それを周りが許していると、いつの間にか組織全体が同じように
やる気のない集団になって行きます。
最初の一人が影響のある人(組織では先輩格等)であれば、駆逐されるスピードは速いようです。
人は周りと違うことをするのに抵抗があるので、その中に一生懸命にやろうとする人がいても浮いてしまうのが嫌になって、
結果的に悪貨になって行くのでしょうね。
そんな時は悪貨の原因になっている人を代えるしかないですね。
大体、悪貨のもとになっている人は過去に良い成績を上げて仕事にも慣れている人が多く、その人たちが同じ部署で
同じ責任範囲の仕事をしていると「このくらいでいい。」と低い目線になっているんですね。
だから新たな責任と仕事を与えると良貨に変わるケースもあります。(あったように思います・・。あったかもしれません?)
ただ、逆のケースがあるのも事実です。
タイトルに掲げた「良貨が悪貨を駆逐する!」です。
組織の中で一生懸命が当たり前になっているところでは、タラタラとやる気のない仕事ができなくなります。
これも人間の、周りと違うことはしたくないと言う気持ちが働き、やるのが当たり前、やらないといけないと感じるのでしょう。
ただ、悪貨ばかりの中で良貨として影響を及ぼすのはとてもしんどいし、孤独ですね。
難しいことではありますが、どうせやるなら、ちょっとだけでも良貨でいたいですね。
でないと、後々後悔するのではないでしょうか。
みなさんは、良貨になっていますか、それともダメだなと思いながらも悪貨のままですか?
さて、
この事は仕事だけでなく、遊びでも通用するようです。
私のゴルフ仲間は、全くの悪貨ばかりで、ひとかけらの向上心もありません。
そんな連中とやっていると「下手でもいいか。」と妙に納得したり、
自分だけうまくなるのも大人げないしなあ、と勝手に思いこんだり、
ろくなことはありません。
この間、
ものすごくうまい人とゴルフをしました。
その内の二人はさすがです。前半で35と38(ゴルフを知らない人はプロみたいと思ってください。)
ところが、そんなにうまい人と回るとだんだん頭にきて、昼の休み時間
「大体、ゴルフ場に来て真剣にゴルフしてどうすんねん。」と訳の分からないことを言って、
焼酎をガンガン飲ませると、もうこっちのものです。
昼からのティーショットの時に前半35で回った人が、一言
「あかん、ボールが3つに見える!」
すかさず私が、
「心配いらん、クラブ見てみ、クラブ、
ちゃんとクラブも3つに見えるやろ。」
「ほんまや!」と大きな声で言いながら打つと、ミスショットをしていました。
何のことはない、悪貨は俺やった。
おあとがよろしいようで。
では、次回は20日前後に更新するかも・・・・・・
PS
昨日63歳になりました。
6+3=9(カブです。)
今年もついてるかも・・・・・・・。